原質/Prime

司るもの:聖別、幻影、魔法の賦与、マナ、響鳴/Resonance、力杯/Tass
 原質は、熱なく燃える光、言葉では説明できない力だ。そして物質界のもの全ての中を流れ、意志の力を操るものが魔法を掛けるとき、その骨格となる力でもある。原質は神秘の力であり、第一物質であり、そして天上の存在の本質を扱うArcanumだ。そのため、このArcanumはメイジが魔法を使うための媒介となる微妙で名状しがたい物質を操ろうとするメイジたちによって学ばれる。

 原質を学ぶことに力を注ぐメイジたちは、情熱的で、周りに比べてより気高い目標―自己を知ること、創造と悟りについて理解すること…などなど―へと駆り立てられやすい人々だ。彼らは大抵、「理由」そして「原因」を知りたいという強い欲求を持っている。ある者は問いの答えを得ることで満足するだろうし、ある者は理解したことを今度は操ろうとして知識の限りを尽くす。原質を操るメイジは、人生に対して何らかの熱望を抱いている。それは彼らを活動的にしているエネルギーであり、前へと駆り立てるものであり、何らかの目的(簡単に表現できるものである必要はない)でもある。


魔法の盾/Magic Shield (Prime ••)

 この呪文は、外部の呪文に対抗するための盾を作り出す。この力の格子はMage Sightによって見ることができる。その場合、術者の思い描いた形で、おぼろげな白い炎を纏って見える。
 この装甲は、メイジを目標とした呪文に対してのみ効果を発揮する。メイジを直接目標にしなかった場合は効果がない。メイジに向けて放たれた雷の矢を防ぐことはできるが、魔法で床を腐らせたことによって落下した場合、その落下によるダメージを防ぐことはできない。直接ダメージを与えること以外を目的とした呪文も防いでくれる。(精神操作や奪魂など)
Practice: 防護/Shielding