Guardians of the Veil

魔法は隠された技だ。The Guardians of the Veilはある理由から、魔法を秘密のままにしている。このOrderは、アトランティスの価値はその人間らしさにあると信じている。アトランティスは人間の美質の結晶であり、人間の欠点の反映でもあった。アトランティスはかつて存在したもののなかでもっとも理想郷に近い場所であったが、完全ではなかった。 アトランティスでさえ、管理人や間諜、そして殺し屋を必要としていた。この堕落した世界も同じことだ。
 The Guardians of theは、the Visus Draconis,あるいはドラゴンの眼とも呼ばれる。彼らはアトランティスを、内部の裏切りや争いから密かに守ってきた。そして彼らは、そうして自分達の探求を犠牲にして覚醒者の都市のため働いたことが感謝されたことはほとんどないと主張している。かつての栄光の日々にさえ、アトランティスには密かな敵が存在していた。巨大な獣、人の皮を被った悪魔、 強欲な裏切り者たちである。the Adamantine Arrows内の同類と同じく、彼ら反乱者たちがアトランティスを支配したことはなかった。しかし、争いが支配者たちの間へと広がっていくと、 Guardians of the Veilが国事に関わっているのではないかと密かに疑われるようになった。もし真相が明らかになっていたら、アトランティスの精神―人間が夜の恐怖にも暴力にも怯えることなく暮らせる場所―は弱まることになっていただろう。そして、理想が正しく行われたこともあった。しかしアトランティス時代の末期には、Orderが自分達自身の利益のために殺しとスパイ行為を行っていると噂されていた。
 アトランティスの体制の一部は、確かにGuardiansの密かな活動によって支えられていた。彼らは慎重に、彼らの得意とする方法で異質な敵を排除していた。 直接敵の指導者に働きかけることで、あるいは必要ならば、内乱を煽り彼らの王国を揺り動かすことで。こうした敵の王国は、時にアトランティス外のメイジの計画などによってアトランティスに深刻な被害を与えることもあった。しかし多くはその見せかけをGuardiansのメイジによって看破され、鎮圧された。アトランティスは、人々にとって楽園のように見えたかもしれない。しかしある面では、アトランティスを脅かす可能性のある勢力を押さえつづけることで成り立っていた。
 堕落後も、Guardiansはその秘密の技を眠れる者の政権にたいして振るってきた。歴史の地層から有益な陰謀や神話を抜き取り、策謀・嘘・ナイフを使って、メイジを眠れる者からも超自然の存在からも守ってきた。実際的な目的があるときも、彼らが魔術的な目的を忘れることはなかった。彼らは矛盾/Paradoxこそが奈落を広げていると信じており、魔法は秘密のままにあるべきだと考えている。彼らの隠れた行いは、魔術的な目的をもった自己犠牲的なものである。Guardiansは、他のメイジたちが魔女狩りや秘儀を汚すものたちの危険に晒されることなく道を追求できるように、自らの手を汚しているのだ。
 the Guardians of the Veilほど嫌われているOrderはいない。メイジたちは、このOrderを必要悪だとみなしている。役bに立つが歓迎したくない味方、というのが大方の見方だ。Free Councilでさえ、彼らよりは尊敬されている。その混沌とした理念にさえ、Guardiansの抑圧に比べれば共感できる部分がある。覚醒した精神は、壁を打ち破り自由を求める性質がある。そのため、人間の欲求を押さえつけるような存在に対しては本能的に疑念を抱くのだ。
 しかしながら多くのメイジが、彼らを嫌っているというにも関わらずこのOrderに助力を求める―そして、Orderも見返りに援助を要求する。こうした取引は必ずしも自発的に行われるとは限らないが、経験を積んだGuardianは相手の手の内を探り、利用し尽くすことを学んでいる。しかし何より、Guardiansは常人を装って眠れる者の間で活動する技を極めている。役に立つ経歴を作り、無用の詮索をする魔法の敵を排除するために念入りに仕組まれた魔術を準備している。このOrderはかつて、いくつもの国や文明を操って崩壊へと導いたという噂もある。現在でも、Orderは隠された印を世界の文明に仕掛けている。彼らは何百年も前に秘密結社を作り出した。その秘密結社の役に立たない(しかし強烈な印象を残す)儀式に参加し、秘密の言葉を学んだ相手であれば、結社の一員がその言葉を囁くだけでGuardisnに協力するだろう。代々Orderに仕え、超自然の囚人のために拷問部屋に磨きを掛けてきた一族の噂は、覚醒者たちの間では有名だ。そして誰もが知っているように、噂の半分はGuardiansが自ら広めた嘘なのだ。