Astral Journeys

こうした目覚めを経験した者の中には、様々な理由から新たな世界を拒否するものもいる。しかし、そういった人々も、夢の中でなら魔法の驚異に満ちた世界を受け入れることができる。夢の中で、深い瞑想の中で、あるいは恍惚とした夢想の中で、メイジの意識は霊的な壁を乗り越え、広大な自分自身の魂の中へと進んでゆく。そのときには気づいていないが、そのメイジが従うPathが自然に五つの灯台の一つに彼を導いていく。たとえ肉体に引き戻されずに灯台へとたどり着いても、
目覚めは難関である。
 
魂の中では、通常の法則は適用されない。周囲は荒涼とした平原かもしれないし、深い密林かもしれない。輝く砦や宇宙空間ということもあるし、瞬時に変化することもある。全てに共通するのは、そこに住む存在の真の姿である。人間、動物、植物、精霊、物体…そのままの姿で現れることもあれば、何かに変化して現れることもある。その姿や変化は無秩序でばかげているように見えるかもしれないが、全ては夢の法則どおりに、メイジを覚醒へと導くために用意されている。