シナリオネタ

nWoDといえばモダンホラー
モダンホラーの怖さは、ある種の違和感にあると思う。
というわけで、モダンホラーぽいシナリオフックをいくつか考えてみる。

1.カウントダウン
 街角に、いつも浮浪者のような男が立っている。道行く人を数えながら、男はいつも何かを呟いている。何を呟いているのだろうか。君はある日、興味を出して男の呟きを聞いてみた。
「7,6,5....」何のことはなかった。男はひたすらにカウントダウンを続けていただけだった。君は興味をなくし、立ち去ろうとする。「...0」そのときだった。男が0を数えるのと同時に、目の前で女性が車に衝突したのだ。おどろいて後ろを振り向くと、男はにやにやと笑いながらその事故を眺めていた。
その夜から、どこに居ても男のカウントダウンの声が聞こえるようになった。食事をしているとき、風呂に入っているとき、仕事をしているとき…。声が聞こえるたびに、身の回りで何かが起きる。しかも、事故はだんだんと危険なものになっていく。もしカウントが0になったら、何が起こるのだろうか?君は必死で男を探すが、男は忽然と姿を消してしまう。致命的な「何か」が起きる前に、君はカウントダウンを止められるだろうか。

2.人違い
 君は、昔から誰かに間違えられてきた。突然怒られたこともあれば、ほめられたこともある。とにかく、自分の周りに誰か、自分そっくりの人間が居るらしいのだ。君はそいつに会ったことはなかったが、そのことをさして気にすることもなく生きてきた。しかしあるとき、否応なしに「もう一人」のことを意識せざるをえなくなる。そう、「もう一人」が女性を殺し、君は「もう一人」と間違えられてしまうのだ…

3.パーティー会場
 ある夜のこと、家にヒッピー風の集団が押しかけてきて、盛大なマリファナパーティーをやらかす。問い詰めてみても、「ここがパーティー会場じゃないか」と言うばかりだ。それからというもの、連日連夜奴らがやってくる。大騒ぎをやらかし、夜明けにどこへともなく去っていく。今日こそは奴らを追い出してやる。君は武器を手に持ち、集団を待ち構える。しかし…

こんなところか。実際にシナリオにすると分かりづらそうなのが問題か。