今後の展望

本書はあくまで基本ルールブックですから、上で紹介しただけがWoDの遊び方ではありません。すでに出版されたヴァンパイアとワーウルフ、今後出版されるメイジを導入することで吸血鬼、人狼、魔法使いといった種族をプレイすることが可能になります。彼らは単なる怪物ではなく、それぞれ深い設定や動機や独自の社会を持っている「人間に近い怪物」です。そういった存在を操り、吸血鬼同士の闘争の中で奮闘したり、人間として生きる道を模索したり…あるいは、怪物そのものとして、怪物の側から見た裏返しのホラーを遊ぶことさえできます。
英語ではありますが、VtRやWtFには無料でダウンロード可能な、簡易ルール付きキャンペーンシナリオも存在します。本書を購入して遊んだら、次はそういったものに手を出していくといいのではないでしょうか。